映画大好き、仕事も大好き。32歳のサラリーマン日記です。2007年、沖縄県での生活がスタート。転勤です。


by Knonac
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<   2006年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

フォーガットン
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント




面白い映画は、往々にしてストーリー展開の「テンポ」が優れているものが多い。

幕があがってオープンニングタイトルが始まり、一度その映画の世界へ引き込んでしまえば、

後は一切他のことを忘れさせ、エンドロールが流れ終わるまで観客の心を掴む。

それはストーリー展開だけではない。映像の見せ方(たとえばカット割、カットタイミング)、

BGMや音響の計算されたリズムなど、「テンポ」が早い・遅いではなくストーリーに応じて

的確なリズムを刻むことに優れているという事。

好きな映画、良い映画、心に残る映画は、全てこの理論が該当する。

 本作も同様、オープニングが始まり好感触を覚えた。

余計な話は一切処分され、テンポよくストーリーは進んでいく。

中盤までは、ラストへの期待と推理に心奪われ、食い入るように画面に集中していた。

しかし・・・。中盤以降より急激に話しはつまらなくなる。テンポだけは良いのだけれど・・・。

結末などまったく理解しがたいもので、期待と推理は見事に裏切られた。

こんなに納得いかないストーリーも珍しい。

あまりにも観客を馬鹿にしているとしか思えないお粗末なラスト。

SFにしたいのか、犯罪推理ものにしたいのか。

おそらく両方を追ったのだろう。それが上手く描かれた作品も中にはあるけれど、

本作はそのどちらも得ることが出来なかった。

特に後半に多用する「ビューン!」ってシーン。(見た人には分かる)

あれは何なのでしょう?思わず笑ってしまいます。

「テンポ」だけは、最後まで途切れず保てていたのに。

前述の理論は見事に打ち砕かれた。「テンポ」が良いから優れた映画とはいえない。

優れた映画が、「テンポ」も良いのは間違いないけれど。


 ただ、家族ものに弱い自分。

母親の子供に対する愛と絆には共感できたし伝わってきたので、

評価はこれぐらいだろうか。


評価(5点満点):☆☆
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by knonac | 2006-04-25 20:58 | 映画
猟人日記
/ ビクターエンタテインメント




その俳優が映しだされるだけで、スクリーンの中を魅了し、

また言葉(台詞)ではなく、そこに存在するだけでその映画の意義を満たし、

そして見るものの心を引き込む。

好きな役者はと聞かれると、そんな強烈な存在感をもった役者を挙げる。

ジョニーデップ、ロバート・デ・ニーロ、ハーベイカイテル、アル・パチーノ

オードリー・ヘップバーン、ニコールキッドマン、フィリップ・シーモア・ホフマン、

ジャック・レモン&ウォルターマッソー、ジャッキー・チェン、リバー・フェニックス

ヒラリー・スワンク、ショーン・ペン・・・。

ぱっと思いついた好きな俳優を挙げてみた。

そしてユアン・マクレガー。

役者としてはとても存在感があり、善悪どちらも演じ分ける素晴らしい役者だと

思うのだけれど、なんでだろう。出演作で好きな作品があまりない。

この役者の良いところ、うまく活かしきれていない作品が多いように感じる。

中でもよかったのは「ビッグフィッシュ」と「ブラックホークダウン(主役じゃないけど作品は良)」、

「ブラス!」ぐらいか。あれだけの出演作数なのに。他の作品が極端につまらない。

作品選びがまずかったのか。

今回こそと期待して「猟人日記」を見ることに。

・・・残念でした。

アレグザンダー・トロッキという作家の自伝(ほんとに?!)。

50年代イギリス、作家志望の主人公は貨物船の作業員。

貨物船が運河をすすみ、物語も回顧シーンを間に挟みながら、ゆっくりと語られる。

どこか愛情に欠けた主人公の痛々しい人生。愛欲に溺れながらも、自己愛を優先してしまう自

分に苦悩する。どこまでも落ちぶれて行く様を演じきっていて、演技は素晴らしいのだけれど、

「だから何が言いたいの?」と首を傾げてしまう。

ユアン・マクレガー作品という先入観があってそう感じたのだろうか?

好色文学か、それとも犯罪小説か、推理小説か、自分の中で消化できずに見終えてしまった。


ユアンマクレガーが多くのシーンでタバコを燻らす様は、「絵」にはなっていたけれど、

残念ながらこの作品は、楽しむことが出来なかった。



評価(5点満点):☆
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by knonac | 2006-04-20 00:13 | 映画
チャーリーとチョコレート工場
/ ワーナー・ホーム・ビデオ




待望の1作。

ずっと待ってました。DVDになるのを。

ティムバートン&ジョニーデップのコンビ作が

大好きで、心待ちにしていた作品。

この監督&主演での作品はこれで4作目。

中でも「エド・ウッド」はマイ・フェイバリット5に入る一本。

何度繰り返し見たことか・・。


エド・ウッド
/ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント





ティムバートンの世界観は、他の人間では真似できない独特の世界。

ファンタジックだけれども、ブラックな要素も含みつつ、

そしてどこか懐古的な映像世界。


今回の「チャーリー~」、期待以上に良かった!

2時間経つのがあっという間で、この世界をもっと見ていたいと思うほど。

ジョニーデップのコミカル演技が○。

ウォンカ役、最高にはまっていた。

チャーリー少年もとても健気で、チャーリーとウォンカの存在が

作品の面白さをより引き立てた。

チャーリーの「理屈抜きで楽しいのがチョコだよ。」というセリフ。

そのときチャーリーを見つめるウォンカの表情がとても優しい。

もっとも心に残るシーン。ジーンときた。


チョコレート工場の従業員「ウンパ・ルンパ」達が傑作!

あの歌と踊りと、毎度の登場するタイミング。

よくもあんなキャラクターを生み出したなと感心する。

原作が有名な話だし、分かり易いストーリー展開なので

ゆったりと楽しめた。

ただ、これって子供が見て楽しいんでしょうか?

大人が童心に戻って楽しみ、また大人だからこそ理解できる

ブラックな笑いでは。

とにかく良かった。また見よう。




評価(5点満点):☆☆☆☆☆
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by knonac | 2006-04-13 22:46 | 映画

今回は2本立て。

ビー・クール
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
/ ポニーキャニオン




少し仕事に余裕がでてきた。

立て続けに2本見た。

「Be Cool」。10年ぐらい前の作品「ゲットショーティ」の続編。

ジョン・トラボルタが格好良い。

前回は、取立て屋のジョン・トラボルタ=チリ・パーマーが

とあることをきっかけに、映画産業の世界で活躍することに・・という映画で

今回は、音楽業界の裏舞台が描かれる。知り合いのB級音楽プロデューサーが

暗殺され、代わりに新人歌手をプロデュースすることに。

実にアメリカっぽいコメディ。

劇中流れる音楽がかっこいい。

アメリカならではのお約束コメディにはくすりと笑う。げらげらとまではいかないが、

結構好きだ。こういう映画。

ユマ・サーマンの起用は、ひょっとして「パルプフィクション」のあのシーンを

もう一度やりたかっただけでは?

評価(5点満点):☆☆☆


「リチャード・ニクソン~」は、やっぱりショーン・ペンがすごい。

実在人物をモデルにしているらしいが、その人物を見たことないけれど

完全に演じきっている、その人物を感じさせる演技だ。

屈折していく心、社会への不満と不安を、まさしく体当たりで体現している。

痛々しいその主人公の語りに、当時の背景が伝わってきた。

デ・ニーロの「タクシードライバー」にも似た、反社会的な映画に感じた。

台詞で語らない、表情で語るシーンが心に焼きつく。

評価(5点満点):☆☆☆☆


さぁ、もっと映画を見よう。
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by knonac | 2006-04-04 23:27 | 映画

楽園の眠り

楽園の眠り
馳 星周 / 徳間書店




馳作品の最新版。

3日間で読み終える。

本書のテーマは、DM(ドメスティック・バイオレンス)

馳作品では異例なテーマである。

文面のコーディネイトは、いつもの馳のセンスが効いている。

けれど、そのテーマには共感できるものはなかったし、

共感したくないと思った。

家庭を持つ身として、とても読むのがつらかった。

読むのをやめようかとも思ったけれど、はじめた事を途中で

やめるのも嫌な性分。

フィクションだけれど、メディアでも取り上げられる現代社会の問題。

目を背けることは簡単だ。

それでも直視して、対峙して、感じて。

社会の病から目をそむけてはいけない。

社会の一員として。

たかが小説を読んだだけであるけれど、そんなことを考えた。
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by knonac | 2006-04-03 23:47 |