人生の光と影、失望と希望。「ミリオンダラー・ベイビー」
2006年 02月 05日
ミリオンダラー・ベイビー
/ ポニーキャニオン
c・イーストウッドが、昨年アカデミー賞を受賞(作品・監督・主演女優・助演男優)
した作品。前回の「ミスティック・リバー」がとても良かったので、本作を心待ちに
していた。ボクシングジムを経営し、名トレーナー&カットマンでもあるイーストウッド、
そのジムにて雑用係を任されている元・プロボクサー モーガン・フリーマン、
田舎から上京し、ウェイトレスのバイトをしながら、ボクシングに希望を見出そうとする、
女性ボクサー ヒラリースワンク。それぞれ過去に傷を負う、この3人の人間ドラマを
中心に物語は進む。
見終えた感想は、実に人間臭い、人間愛に充ちたすばらしい作品だった。
前作同様、人間の心の機微を役者の演技だけでなく、映画フィルム特優の映像力で語る
イーストウッドの演出はとても素晴らしい。
光と影がうまく使いこなされていて、暗闇の中に光で照らされた登場人物たちのシーンが
ところどころに登場する。この光と影が人生の失望と希望を暗喩しているようで、
より登場人物たちの過去や心情を浮き彫りにする。
そして、本作のメインテーマともなるだろう、とても印象に残るラストシーンの数分間。
年の差が離れたトレーナーと女性ボクサー。いろんな意味での「愛」が語られている
ように感じた。
恋愛とかそういうものを超越した人間愛。心地よく見終えた。
出会えてよかったと思える作品がまた1つ増えた。
やっぱりモーガンフリーマンは素晴らしい。今回は物語のナレーションも担当。
主役としての華はないかもしれないが、脇にまわれば素晴らしい演技力を発揮する。
主役を生かすも殺すも、実は脇を固める役者(脇役)だったりする。
映画だけじゃなく、色んな世界で。
あとヒラリースワンクも前回主演女優賞を取った「ボーイズ・ドント・クライ」も良かった
けど、今回のほうが◎。本気の演技がとても良く伝わってきた。
次回も役者で選びました。「ザ・インタープリター」
評価(5点満点):☆☆☆☆☆
/ ポニーキャニオン
c・イーストウッドが、昨年アカデミー賞を受賞(作品・監督・主演女優・助演男優)
した作品。前回の「ミスティック・リバー」がとても良かったので、本作を心待ちに
していた。ボクシングジムを経営し、名トレーナー&カットマンでもあるイーストウッド、
そのジムにて雑用係を任されている元・プロボクサー モーガン・フリーマン、
田舎から上京し、ウェイトレスのバイトをしながら、ボクシングに希望を見出そうとする、
女性ボクサー ヒラリースワンク。それぞれ過去に傷を負う、この3人の人間ドラマを
中心に物語は進む。
見終えた感想は、実に人間臭い、人間愛に充ちたすばらしい作品だった。
前作同様、人間の心の機微を役者の演技だけでなく、映画フィルム特優の映像力で語る
イーストウッドの演出はとても素晴らしい。
光と影がうまく使いこなされていて、暗闇の中に光で照らされた登場人物たちのシーンが
ところどころに登場する。この光と影が人生の失望と希望を暗喩しているようで、
より登場人物たちの過去や心情を浮き彫りにする。
そして、本作のメインテーマともなるだろう、とても印象に残るラストシーンの数分間。
年の差が離れたトレーナーと女性ボクサー。いろんな意味での「愛」が語られている
ように感じた。
恋愛とかそういうものを超越した人間愛。心地よく見終えた。
出会えてよかったと思える作品がまた1つ増えた。
やっぱりモーガンフリーマンは素晴らしい。今回は物語のナレーションも担当。
主役としての華はないかもしれないが、脇にまわれば素晴らしい演技力を発揮する。
主役を生かすも殺すも、実は脇を固める役者(脇役)だったりする。
映画だけじゃなく、色んな世界で。
あとヒラリースワンクも前回主演女優賞を取った「ボーイズ・ドント・クライ」も良かった
けど、今回のほうが◎。本気の演技がとても良く伝わってきた。
次回も役者で選びました。「ザ・インタープリター」
評価(5点満点):☆☆☆☆☆
by Knonac
| 2006-02-05 23:06
| 映画